今回は僕が働いている、ある上場企業のデザイナーの仕事の流れや内容、1日のスケジュールをご紹介いたします。
・上場企業で働いている人の1日スケジュールに興味がある人
・ホワイト企業は本当にホワイトなのかリアルの口コミが知りたい人
僕は上場企業(とはいえ多分、最下層部署)で、デザイン、ディレクションなどクリエイティブな業務を担っております。 私生活ではフリーランスとして企業の新規事業の企画立案や、商品企画、ライフハック、副業、投資と人生を豊かにするための時間に費やしています。 このブログは僕が、実体験から得た確かな情報をお届けします。
でざいんやの中の人(poonext)のつぶやき
https://twitter.com/poonextcom/status/1218728162365861888
デザイナーってハードでしょ?とよく聞かれます。
20時、21時、終電は当たり前みたいな働き方をしているデザイナーは多いです。
しかし、定時上がりの環境で働いているデザイナーもいるんです。
今回はそんなホワイト企業?で働く、デザイナーの1日スケジュールを紹介致します。
デザイナーといっても、種類も色々、会社によっても働き方が全然違います。同じ会社でも、違う部署にいるデザイナーだと全然違います。
あくまで、あるデザイナーの働き方として参考にしていただければと幸いです。
ただ1日の流れだけを淡々と紹介しても、転職サイトでの求人情報によくある、「弊社のデザイナーの1日スケジュール」と変わらないです。
この記事では淡々としたスケジュールと、 実際働く中でモヤっとする点をぼやいたスケジュールの2面構成でお届け致します。

企業スペック
●従業員数:数千人以上(上場企業)
大企業でも、下位部署のお給料は。。。。。(泣)
大企業で働くってどういう感じ?などはまた別で取り上げたいと思います。
●東京、大阪、名古屋などにディレクター、デザイナーがおり約60名
会社全体としては100名以上のディレクター、デザイナーがいるような。
1日のスケジュール(淡々スケジュール)
・全体朝礼。
・各デザイナーに振り分けられた案件を制作。
・制作ができたらディレクターや先方にチェックしてもらう。
チェックバックがあり次第、修正する。基本的にその繰り返し。
・新しい案件が入れば、手すきのデザイナーに随時割り振られる。
・引き続き、各デザイナーに振り分けられた案件を制作
・基本的に残業はNG。速やかに帰宅
このスケジュールを見ると、「なんてホワイトなんでしょう。」
こんな環境で働きたいと思われる人もいるかもしれません。
仰る通り、残業がない働き方はとても素晴らしいです!
しかし、仕事は働いてみないと自分に合っているか分からないです。
次は上のスケジュールで働いて、モヤっとする点を加えた1日スケジュールです。
1日のスケジュール(リアルぼやきを追記したバージョン)
・珈琲を飲んだり、スマホいじったり9時まで自由に過ごします。
おはようございます。の挨拶や雑談する人はほとんどいません。
社会人として良いのかなーとモヤモヤ。
他部署合同で、企業理念の唱和をします。何故か唱和をしない人もいたり。 僕も唱和に意味はありますか?と思いますが、決められルールは守らねばと思いモヤモヤ。
・部署ごとの朝礼はありません。
・各デザイナーに振り分けられた案件をモクモクと制作。
・制作ができたらディレクターや先方にチェックしてもらう。
チェックバックがあり次第、修正する。基本的にその繰り返し。
・新しい案件が入れば、手すきのデザイナーに随時割り振られる。
みんな仕事をしているふりをして、ネットサーフィンしています。
この環境に慣れると、他の企業で働けなくなってしまう体になるよ。
妖怪ダメ人間になるよ。
(ぼやき)
できればスナックボリボリ、香りが漂う系は辞めていただきたい。。
・タバコを吸う人は1回15分位の離席を5回はしています。
ぼやき
休憩時間多すぎません?
・タバコを吸わない人も毎日、20〜30分位ふらっといなくなる人が多い。
ぼやき
誰にも何にも言われない。。。誰も気にしない。。。
・制作物のチェックバックや、業務連絡のやり取りなどは全てチャットで完結します。
ぼやき
隣の人にちょっとここの色を変えてね。という内容もチャットで完結。。。コミュニケーション重視の僕は馴染めない。。。
・それぞれ自由にご飯。食堂はないので、各自外に行くなり机で。
・職場には200名以上いますが、雑談をする人がほとんどいないのでお昼も静か。
不要な干渉をする必要がないので、これは良いー
・引き続き、各デザイナーに振り分けられた案件をモクモクと制作
・打ち合わせはほとんどなく、コミュニケーションスキル必要しません。
・引き続き、制作する案件を持っていない人はネットサーフィン。
・ほとんどの人はササっと会社を後に
・お疲れ様です。お先に失礼します。の声かけをする人はほとんどいないです。
挨拶をしないのは何でだろう。なかなか慣れません。
たぶんこれを見ても問題なく、気楽だし、理想な職場という人もいるのでは?
僕がモヤっとしている部分が耐えれない人も多いです。
実際仕事が楽でも、会話がほぼゼロの環境に馴染めず辞める人が毎年います。
今回この記事を書いた理由
僕は定時で帰れる環境で大企業なら、多少のことは割り切って働ける。
そう思っていました。
僕は過去90時間以上の残業がある環境で働いた結果、心身とも疲弊しドクターストップがかかった経験があります。
そのお仕事はとてもやりがいがありましたが、今になって思うとランナーズハイのような感じだったのかなと思っています。
どれだけやりがいがあって、お給料が高くても体を休めることができない働き方は間違っていると気づきました。
健康、睡眠何より大事。
残業がない働き方ができる環境を最優先しようと考えて今の職場に至ります。
定時上がりができる環境は、規則正しい生活ができる素晴らしさを感じています。
でもね。
トラブルがあった際、助け合い乗り越える。良い成果を出せたらみんなで喜ぶ。
人と人との共存協力があるから、組織で働くやりがいや、楽しさなどが出るのではと僕は思います。
でもある企業では誰も会話をしない、隣の席の人がどういう人か分からない。
全く人間味が感じられない職場もきついなぁと感じました。
よくみんな無言で1日過ごすことができるなぁ。すごいと思います。
僕はちょっときついです。
週末お買い物をした際、店員さんとのやりとりが1週間の始めての会話ということもあります。。。
働くってなんだろう?人間ってなんだろう?生きるってなんだろう?とモヤモヤしたものが心にありながら働くことは、心によくないです。
具体的に何がよくないの?ということは今回のテーマから離れていってしまうので、大企業で働く人のマインドなどはまた次回にまとめたいと思います。
仕事は働いてみないと分からないという実例をご紹介致しました。
まとめ
仕事の優先順位はお給料。
残業があった方が残業代が出るので良い。という人もいるでしょう。
自分の時間が取れることが優先順位。
仕事漬けの人生なんて。という人にとっては定時上がりの環境は最高だと思うでしょう。
その他、人間関係、職場の風土や環境であったり、色々あるかと思います。
全て良しの環境は無理ですが、苦痛であるなら耐えずに違う環境を考えた方が良いと思います。
僕は過去バタンキューとなった経験から、定時上がりの環境に就くことができ、めでたしめでたし。となるはずが、そうではなく現在絶賛苦痛中です。
なので、僕も違う環境を見つけようと考えています。
定時上がりの環境を最優先としていても、新しいストレスが出ることもありますよ。ということをお伝えしたいなと思いました。
失敗は成長の元と言いますが、就職は人生をかけてするものです。
仕事の失敗はした数だけ成長できますが、環境の失敗は割りに合いません。
給料や、勤務時間だけではなく、働く環境や風土はとても大事です。本当に。
今回は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。