ポスターやカタログ、ハガキなど様々な制作物に使うマーク。
制作時間の効率化のためフリー素材サイトを利用しますよね。
今回は案外知られていないフリーダイヤルロゴマークの使い方について書きたいと思います。
結論を先に書くと、このフリーダイヤルロゴマークは公共ロゴ記号ではないので、使用する上で守った方が良い点があるということです。
今回はどうしたら良いのかをご紹介いたします。
この内容に当てはまる人
・デザインをする人
・デザイナーになりたい人
でざいんやの中の人(poonext)のつぶやき
思い込みは危険。
過信は危険。
慎重は危険。
楽観的は危険。
貯金は危険。
散財は危険。
計画重視は危険。
行き当たりばったりは危険。
会社命は危険。
猛犬は危険。世の中色んな危険ばかりです。
さぁどう生き抜くか。案外何も考えないのが良いのかもしれませんが、それでいいの?
— でざいんや (@poonextcom) December 16, 2019
目次
フリーダイヤルロゴマークとは
知らない人はいないですよね。
フリーダイヤルロゴマークとは直感的に通話無料と分かるようにNTTコミュニケーションズ株式会社が考案したロゴマークです。
そのまま使用しない方が良いフリーダイヤルロゴマーク一例
フリー素材で配布されているフリーダイヤルロゴマークはその他色々ありますが、実はそのまま使用しない方が良いです。
フリー素材をそのまま使用しない方が良い理由
フリーダイヤルロゴマークはNTTコミュニケーションズ株式会社が登録商標しています。
登録商標の証として、Rマークを付けています。
フリー素材で配布しているフリーダイヤルロゴマークにはRマークがありません。
なので、そのまま使うと良くないのです。
使用OKのフリーダイヤルロゴマーク
NTTコミュニケーションズ株式会社の、公式フリーダイヤルロゴマークダウンロードページです。
利用マニュアルもあるので、デザイナーは一読しておくことが良いですね。
フリーダイヤルロゴマークは公共記号ではない
上記で書いたようにフリーダイヤルロゴマークはNTTコミュニケーションズ株式会社が考案し登録商標しています。
じゃぁ同じような意味合いの郵便マーク(〒)は?となりますが、郵便マーク(〒)は登録商標マークではないので、フリー素材サイトのものを使用しても大丈夫です。
フリーダイヤルロゴマークは登録商標マークだが
登録商標マークとはRマークがあるものです。
この「Rマーク」は、外国の商標制度においてRegisteredTrademark (登録商標) を意味するもので、日本の商標法に基づく商標登録表示ではありません。
特許庁:商標制度に関するよくある質問ページより
外国の商標制度なので、日本の商標制度ではありません。
登録商標マークがあるロゴなどをデザインで使用する際、仮にRマークを使わなくても、罰則や罰金が発生するわけではないようです。
このRマークは「世間に認知させる」「会社のブランディング」という意味合いで日本では使われることが主で、Rマークを付けることでパクリの抑止力にもなるので多くの企業で使われています。
罰則、罰金は発生しないのでRマークを付けずフリー素材のものを使用してもOKという解釈、感覚の人もいるかも分かりません。
しかし、後々トラブルに巻き込まれないためにNTTコミュニケーションズ株式会社が公式としてロゴマークを配布し、Rを付けてください。としているので、リスクを避けるためにもRマークがついた公式ロゴマークを使用することが良いです。
今回記事にする上で、確認のためNTTコミュニケーションズ株式会社に問い合わせをし、フリー素材ではなく、公式のロゴを使うことをお願いします。と正式に回答いただきました。
デザイン的にRが邪魔な場合の対処方法
Rマークを配置する場所の決まりはありません。デザインに合わせてRの場所を変えても良いとされています。
クライアントからあれもこれも入れて欲しいと無理難題な指示があり、知恵を絞り見栄え良く完成させるのはデザイナーの仕事でもあります。
スペースがない中、デザインを邪魔しないようRマークを配置することは、デザイナーにとっては簡単?腕の見せ所です。
Rマークの位置はそのデザイン物によって変更しましょう。
まとめ
・Rマークの位置に決まりはない。デザインによって位置を変えるのはOK。
・日本ではRマークは付けなくても罰金、罰則は発生しないが、想定外のトラブルが発生する可能性があるかもしれません。
登録商標マークが付いているものをデザインで使用する際はRマークを付けましょう。
商品ロゴなどをデザインで利用する際、Rマークを付けることは必須にしていると思います。しかし、Rって何?使わないとどうなる?ということまであまり考えたことがないデザイナーは多いです。
また、今回のフリーダイヤルロゴマークにRマークがいるとは知らないデザイナーは多いです。
今回の記事でなるほどー。勉強になったと思っていただければ幸いです。
今回は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。